新生児聴覚スクリーニング(NHS)の現状
先天性高度聴覚障害(1,000 人あたり1~2名に発生)の早期発見・早期療育開始を目的に新生児聴覚スクリーニング(NHS)が始まって10年以上経過しました. 2016年(平成28年)3月に厚労省から各自治体に公費負担を含めた全数実施への取組要請があり、2017年度(平成29年度)の実施状況に関して調査結果が公表されました. 受検の有無の把握は約95%の市町村でできているものの、公費負担の実施は22.6%に留まっています.
大阪府では、泉佐野市を含む南部の6市町で2018年(平成30年)4月、枚方市で10月から検査費の全額補助が始まり、大阪市は2018年(平成31年)1月から保険診療分の半額補助(自動ABRで4,020円; OAEは1,500円)で開始され、大東市は7月に全額に近い補助を開始する予定です. 堺市でも2019年度(令和元年度)中には実施される予定です.
(プライマリ・ケア部会)
この記事は大阪小児科医会ISOP 281号(2019/05/17発行)に掲載されています。
ISOP(Information Services for Osaka Pediatricians)は大阪小児科医会が会員向けに毎月発行しているニュース速報です。
小児医療・保健等に関する役に立つ情報、学会・集会案内を迅速にお伝えしております。
未分類
投稿日:2019/05/17