HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症における定期接種対象者への周知に関する厚労省通知について
令和2年10月9日に、「HPV感染症に係る定期接種の対象者等への周知について」という厚労省通知が、都道府県宛に発令されました. 内容は、1.HPVワクチンが公費によって接種できることや、有効性・安全性、接種に必要な情報等を対象者等に周知すること、2.情報提供のための資材を対象者等へ個別に送付すること、3.厚労省リーフレットについて、構成を変更し、読みやすく、そしてわかりやすく改訂したので、今後は改訂したリーフレットを活用すること、となっています. HPVワクチンを取りまく状況が少しずつ改善していると考えられます.
現在高校1年生は、4価ワクチンの「ガーダシル®」を最短のスケジュールである4ヵ月間で3回接種する方法で初回を11月下旬までに接種すると、2回目を12月、3回目を来年3月に接種することができ、公費で完了できます.下記の厚労省のホームページ、「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン」もご覧下さい.
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
(プライマリ・ケア部会 感染症対策委員会)
この記事は大阪小児科医会ISOP 299号(2020/11/20発行)に掲載されています。
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投稿日:2020/11/20