小児への新型コロナワクチン接種について
新型コロナワクチンの一つであるファイザー社のワクチン(コミナティ®︎)の接種対象年齢が12歳以上に引き下げられたことを受けて、2021年6月16日付けで日本小児科学会ならびに日本小児科医会はそれぞれ小児に関する新型コロナワクチンについて見解を発表しました. 日本小児科学会は子どもに関わる業務従事者等への接種、重篤な基礎疾患のある子どもへの接種、健康な子どもへの接種について、「新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~」として学会ホームページに掲載しています. http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=374
日本小児科医会よりは、12歳以上の小児への新型コロナワクチン接種にあたっては保護者や本人への丁寧な対応が可能な個別接種を基本とし、集団接種を行う場合は、 リスクをできる限り軽減するための対策と対応を十分に整備したうえで実施するよう推奨する「12歳以上の小児への新型コロナワクチン接種についての提言」が医会ホームページに掲載されています. https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/Recommendation.21-06-16.pdf
いずれもCOVID-19から小児を心身ともに守るために、小児への接種についてはきめ細やかな対応が必須であることが強調されています.
また、新型コロナワクチン全般については日本感染症学会より「COVID-19ワクチンに関する提言(第3版)」が6月16日に作成されました. ワクチンの有効性と安全性に関する科学的な情報が解説されていますので、参考にされて下さい.
https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=43
(情報・広報部会)