大阪市の3歳児健診に屈折検査が導入されました

 

 大阪市では4月より、各区で実施する3歳児健康診査の対象者全員に、健診会場でスポットビジョンスクリーナー(ウエルチ・アレン社製)による目の屈折検査を実施します(https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000561795.html). 現行の家庭で行う視覚検査(①ランドルト環を用いた視力検査 ②質問票)に加えて、屈折検査を施行することにより弱視発見の精度を上げることが期待されます.
 昨年7月、日本眼科医会は「3歳児健診における視覚検査マニュアル」を作成、厚生労働省は屈折検査の3歳児健診への導入を促進する方針を固め、令和4年度予算に屈折検査機器の整備にかかる予算措置(購入費用の1/2補助)が講じられましたので、今後大阪府内の他の市町村でも屈折検査が導入されるものと予想されます.

(プライマリ・ケア部会感染症対策委員会)

 

この記事は大阪小児科医会ISOP 316号(2022/4/22発行)に掲載されています。
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 未分類   投稿日:2022/04/22