大阪ではインフルエンザが注意報レベルを超えてさらに急増中!

 

 大阪府感染症情報センターによりますと、大阪府では第46週(11月11日~17日)に流行期に入っていましたが、その後報告数が増加し、第49週(12月2日~8日)には定点あたり報告数が10.05となり、注意報レベルである10を超えました. さらに第50週(12月9日~15日)には報告数が21.64と倍増して、すべてのブロックで注意報レベルとなっています. 年齢別割合では、10歳から14歳が22%、7歳から14歳までが38%、6歳以下が30%、20歳以上が26%となっています. 現在、ヒトの間で流行しているインフルエンザウイルスは、AH1pdm09、AH3、B型の3種類ですが、ウイルスの検出状況では、AH1pdm09が多く、AH3も検出されているとのことです. 基幹定点医療機関を対象とした入院サーベイランスでは、2024年第36週から第49週までの累積入院患者数は115名で、そのうち14歳以下が48名(42%)、70歳以上が46名(40%)です. 大阪市のホームページのインフルエンザの基礎知識もご覧下さい.
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000023353.html

(プライマリケア部会 感染症対策委員会)

 

この記事は大阪小児科医会ISOP 348号(2024/12/20発行)に掲載されています。
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 未分類   投稿日:2024/12/20