3~4 か月健診

 

cc107 赤ちゃんが産まれて3~4か月、お母さんもずいぶんなれてこられたころですね。

 そのころ、赤ちゃんは、体重も2倍くらいになり、あやすと微笑んだり、声を出し始めたり、日に日にとてもかわいらしくなっている頃だと思います。でも「ひょっとしたら、この子は平均より小さいかしら・・」「おっぱいばかりのみすぎてないかしら・・・」「泣きすぎなのでは・・」「寝過ぎじゃないかしら・・」など、ふと不安に感じてしまうことも出てくるころかもしれません。

 この3~4か月のころは赤ちゃんの発育発達の大事な節目の時です。そこで、3~4か月健診では、赤ちゃんが順調に育っているか、健康状態はどうかとみるわけです。体重、身長、頭囲、胸囲などの発育はもちろんのこと、首のすわりやいろいろな反射、目の動き、音への反応、手足の動かし方などの発達状況、心臓の音、胸の音、吐乳や便の状態や股関節の開きなどその時その時で見逃してはいけないポイントを専門家にチェックしてもらうことが必要です。小児科医は発達をみる専門家です。不安なことはなんでも聞いて安心しましょう!

 そして、3~4か月のころは離乳食の準備段階です。どのように離乳食をすすめていくか、離乳食の意義や食べさせかた、作り方などの栄養指導も行われていますので、是非活用してください。

 また、最近はしなくてはいけない予防接種の種類が増えました。生後2か月から始めていきます。「上の子どもで経験したからわかっているわ・・・」と思われるかもしれませんが、どんどん新しい予防接種がふえ、接種のしかたも毎年かわってきています。どんな順番でどんなふうに接種するかなどもとても大切です。予防接種をすることで大事な子どもたちを病気から守るためにも、この機会に小児科医に相談してください。

 健診はちょっと面倒くさいかもしれませんが、子どもたちの成長にはとても大切なことです。小児科医や保健師さんや周りのお母さんたちと仲良くなるチャンスです。

 安心して子育てを楽しむために、どうぞ健診を利用してください。

(杉本寛子)