接種後の副反応について
予防接種を受けると、接種したところが赤くなる、はれる、痛くなることや、熱を出す、ブツブツが出る、けいれんを起こす、というようなことが起こります。これらは、副反応と呼ばれます。この中には、ワクチンと関係がある場合(本当の副反応)も、関係がない場合(ニセの副反応、紛れ込み)もあります。でも、これを区別するのはなかなかむつかしいのです。
副反応には、よく起こるけれどたいしたことのないものと、めったに起こることはないけれど重いものがあります。
たいしたことのない副反応には、接種部位の赤み、はれ、痛みや発熱がありますが、何もせずに数日でなくなります。予防接種で重い病気を予防するのだから、これくらいは大目に見てもらいたいですね。
重い副反応には、片腕全体がはれる、けいれんやアナフィラキシー反応などがありますが、幸いなことにめったに起こりません。数十万回から百万回に1回程度です。
いずれにせよ、予防接種後に具合の悪いことが起こったら、関係のあるなしにかかわらず、予防接種を受けたかかりつけの小児科医や地域の保健センターや保健所などに連絡してください。
なお、お子さんの予防接種は、何でも相談できるかかりつけの小児科医を決めて、その小児科医に接種してもらうようにしましょう。これは、予防接種をより安全に受けていただくために、また、接種後の副反応が起こったときに適切に対応できるようにするためにも、とても大切なことです。
予防接種
投稿日:2014/07/01